京都・祇園祭りってどんなお祭り?(やさしく解説)
そういえば、祇園祭ってどんなお祭り?
京都のお祭りと言えば、祇園祭。
7月1日~31日にわたって、1か月かけて行われる
とても盛大な日本を代表するお祭りです。
約1150年前の平安時代、
( 時代的には、空海と菅原道真の間くらいの869年)
病気や災いをしずめるために始まり、
これが日本の夏祭りの源流にもなりました。
日本の祭りの御神輿(おみこし)は、
この祇園祭の影響を受けているとも言われています。
見どころ1|山鉾巡行(やまほこじゅんこう)
祇園祭といえば、やっぱり「山鉾巡行」です。
疫病や災いをもたらす疫神を鎮めるために
その依り代(よりしろ)として、
山鉾(やま・ほこ)という大きな山車(だし)を作り
笛や太鼓で荒ぶる神を鎮めたのです。
「労って接待する」というとわかりやすいかもしれません。
山車の飾りは西陣織や美術工芸品などで、豪華絢爛。
まさに「動く美術館」といったところです。
◆山(やま)
小さめ。高さは3~5m。
◆鉾(ほこ)
高さは最大で約25メートル(ビル3階くらい)
重さは12トン以上
この山鉾が 7月17日(前祭)と 24日(後祭)の2日間に分かれて、
京都の中心部をゆっくりと進みます。
道を90度曲がる「辻回し(つじまわし)」の瞬間は、
観客から歓声があがるほどの迫力です。
見どころ2|宵山(よいやま)
「宵山」は、山鉾巡行の前日(14日~16日、21日~23日)
に行われる前夜祭です。
山鉾が町に展示されるので、暗めの時間がオススメ。
提灯(ちょうちん)の灯りで幻想的な風景になります。
通りには屋台がずらりと並び、
お祭りのにぎわいが最高潮に達します。
お祭りの定番グルメも楽しめますし、
友達同士や浴衣デートにもぴったりです。
31日は、八坂神社の疫神社で夏越祭
最終日は、八坂神社内にある疫神社にて
夏越祭が行われます。
夏越の大祓でご説明しましたが、
茅の輪をくぐって、無病息災を願います。
6月の大祓を逃した方は、ぜひお出かけくださいね。